About shizusa
静彩のこと

私の故郷・静岡には、海岸沿いに広がる松林、鮮やかな緑の茶畑、そしてその奥に見える青々とした富士山があります。
その穏やかで爽やかな景色が、私の色選びの原点です。
静かに彩る──静彩。
静岡の彩り──静彩。
この二つの意味を重ね、
自分のものづくりのテーマと原点を表す名前にしました。
「静彩」という名前に込めた想い
日本刺繍との出会い
日本刺繍に出会ったのは、23歳のとき。
繊細で上品な輝きの中に、思わず「かわいい!」と声に出したくなるような小さなときめきを感じた瞬間でした。
子どもの頃から刺繍が大好きだったのに、どうしてこんなに素敵な世界を知らなかったのだろう。
そう思ったのを今でも覚えています。
きっと、私と同じように
“まだ日本刺繍に出会っていない人”がたくさんいるはず。
そんな方々に、日本刺繍の美しさ・楽しさ・そしてかわいらしさを感じてもらえるきっかけを届けたいと思っています。


略歴
2010年 大学にて服飾・洋裁の基礎を学ぶ
布と糸による表現の土台を築く。
2014年 デンマーク・スカルス手工芸学校へ留学
北欧の豊かな手仕事の文化と、色彩感覚に触れる。
2015年 京都・京繍すぎしたに弟子入り。 職人の道へ。
2018年 静彩 として活動を開始
絹糸刺繍のレースアクセサリーの制作を始める。
2023年 YouTubeチャンネルを開設
これからのこと
私が今最も強く願うのは、日本刺繍を「希望を持って目指せる仕事」として繋いでいくことです。 そしていつか私を導いてくれた師匠のように、次の世代を心から応援できる自分でありたいと願っています。
日本刺繍の美しさに魅了される一方で、それを「健やかな職業」として持続させる難しさも今の私には見えています。正直に言えば、私自身がこの先誰かの道標となれるのかという不安も抱えています。
だからこそ、まずは私自身が職人として心身ともに健やかに生きていける形をつくること。 日々悩み模索しながら針を動かしているのは、自分自身のため、そしてこの道の未来を切り拓くためでもあります。
後に続く方々が迷いなくこの門を叩ける環境を整えるため、技術を磨くだけでなく職人が職人として生きていける土壌を自ら耕していくこと。 それが今の私の最大の挑戦です。
一針ひと針に心を込め、日本刺繍にときめく気持ちをお届けしてまいります。
私たちの手仕事が未来へと続くよう、あたたかく見守っていただければ幸いです。

